元月組トップスター・珠城りょうさん「ジャンクフードも中華も大好き」

退団後もさまざまなフィールドで活躍し、輝き続ける宝塚OG。元月組トップスター・珠城りょうさんの繊細な演技と華やかな舞台姿は、一度見ると必ず沼にハマる、と言われたほど。宝塚を退団して早1年を迎えた珠城さんへのインタビューを紹介します。

宝塚で得てきたことに加えて、クリーンなだけじゃないリアルな人間味を表現していきたい

お話を伺ったのは……珠城りょうさん
ジャケット¥220,000、トップス¥85,800、スカート¥119,900(すべてファビアナフィリッピ/アオイ)バングル¥19,800(マナ ローザ ジュエル/マナ ローザ)リング〈5本セット〉¥47,300(イオッセリアーニ/アッシュ・ペー・フランス)イヤリング¥12,980(ステラハリウッド)靴¥97,900(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)
《Profile》
愛知県出身。中学生の頃、新聞のチラシで見つけた宝塚観劇バスツアーで月組公演『長い春の果てに』を観て一気にハマり、2008年宝塚歌劇団に94期として入団。月組公演『ME AND MY GIRL』で初舞台。その後、月組に配属。当初より華やかなルックスが注目を集め、2016年、歴代2番目の速さで月組トップスターに就任。『エリザベート』のトート役など数々の作品に出演し、2021年退団。現在は舞台、映像と活躍の幅を広げ、今年4〜6月に放映された日曜劇場『マイファミリー』(TBS系)出演も大きな話題に。

──退団されて早1年。日々の過ごし方や気持ちに変化は?

圧倒的にゆとりができましたね。緑の中をのんびり歩いたり、毎日穏やかな気持ちで過ごしています。トップになってからの忙しさは想像以上で5年間脇目もふらずすべてを捧げてやり切ったので、今は清々しい気持ちで、新しいことに挑戦しています。意外とファンの方は見た目の変化も受け入れてくださって、「早くスカート姿を見たい」と言われることもあります。

──美しさをキープするために始められたことはありますか?

運動量が減ったかわりによく歩いてます。あとは温かい飲み物を摂るようになりました。エネルギーを消耗する稽古中は卵や鶏肉でタンパク質を意識して摂ったり、食事には気をつけています。ジャンクフードも中華も大好きなので食べちゃいますが(笑)。翌日は筋トレを長めにやっています。

──ドラマ『マイファミリー』(TBS系)への出演が話題でした

舞台は劇場のサイズに合わせて演技をしますが、ドラマはより自然な表現が求められる。違う難しさを実感しました。最終回のシーンでは自然と涙が出てきて。6テイクくらい撮ったので、目が腫れて大変でした。あの役はほぼすっぴんだったんですよ。どんな役が来てもいいお肌の心構えが必要だなと思いました。また、宝塚時代の私を知っている方からも、途中までこの役を演じているのが私だとは気付かなかったと言われ、役に馴染めていたということかな、とうれしかったですね。

──元宝塚トップスターが勢ぞろいする舞台『8人の女たち』がもうすぐ開幕しますね

念願の初ストレートプレイなんです。トップ時代はクリーンな役が多かったんですが、人間って良い部分もあれば悪い部分もあるものですよね。『8人の女たち』の私の役もいろいろ抱えた癖が強い人。珠城りょうではなく、与えられた役で表現できることに臆せず挑戦したいと思っています。今までにない舞台になりそうで楽しみです。

──珠城さんにとって「美しく生きる」ための心構えは何ですか?

やはりたくさん笑うことかな。退団して、些細なことでもよく笑うようになりました。早くにトップになって幸せなこともたくさんありましたが、さまざまな意見が聞こえてきて辛かったことも。笑顔でいると良いエネルギーを放っていい仲間が集まる相乗効果が生まれる。それに気付けたのも宝塚での経験があるからこそ。目線を上げて、次のステージに進んでいきたいですね。
在団中は一切つけなかった揺れるイヤリングを集めています。これは偶然見つけた食器やガラスの欠片を細工したハンドメイドのもの。流行よりも世界にひとつしかないデザインに惹かれますね。退団後、ゆっくりお茶を楽しむ時間も大切にしています。ハーブティーや緑茶を淹れたり、コーヒーはカフェインレスで楽しんでいます。

珠城りょうさんからのメッセージ

珠城りょうさんの直筆メッセージ。穏やかな生活で自然に笑顔になることが一番。笑顔のおかげで心が整い、前に進むことができるという意味も。

こちらの記事もおすすめ



2022年『美ST』10月号掲載
撮影/寺田茉布(LOVABLE)〈人物〉 ヘア・メーク/河上智美(rouxda) スタイリスト/久保コウヘイ 取材/稲益智恵子 取材協力/味澤彩子 編集/石原晶子
PICK UP
注目記事