MAKE UP

【のっぺり顔】にメリハリと小顔効果を与える立体メイクテクニックって?

肌がたるんでハリがなくなってくるといつしかフェイスラインもぼやけてきます。顔全体の印象も緩んでくるのでベースメークを均一に仕上げてしまうと余計に平面的に見えてしまいます。自分の骨格を生かすシェーディングベースなら立体的に。美人度も増して小顔効果も。ヘア・メーク岡野瑞恵さんが教えてくれました。

顔が平坦になってきたら【極薄シェーディング&コンシーラー】で立体感を

最近フェイスラインにもたつきを感じ、メークしているほうが老け見えしてしまうという郡司さん。肌より白めのパウダーファンデを均一に塗っているので、より平面的に見えるようです。薄づきでツヤ感が出るファンデを選べば肌はふっくらと見えて、パーツがはっきりします。さらに自然な陰影をつけて骨格を際立たせれば顔立ちにもメリハリが。

昔流行ったコントゥアーのように、はっきりと違いが出てしまうようでは古っぽくなります。ブロンザーを使い「なんだかちょっと違う」というニュアンスぐらいにさりげなく仕上げるのがコツで、わかってしまったら失敗。また顔の中央を立体的に仕上げるため効果的なコンシーラーの入れ方で、元々の骨格がより際立ちシュッと小顔効果も。

大人の女性の魅力をさりげなく引き出すメークが好評で女性誌や広告など幅広く活躍中。現場を常に明るく盛り上げるあたたかい人柄で数多くの女優、モデルからの信頼も厚い。

\使ったアイテムはこれ/

(左)肌へ塗布すると同時にクリームからパウダーへと変化するNARS独自処方で美しい仕上がりをキープ。さりげなく骨格を強調しヘルシーな立体感を演出。NARS ラグナ ブロンジングクリーム 02 ¥4,840(NARS JAPAN)
(右)色と光を巧みに操る、コントロールカラーとハイライトカラー搭載のパレットタイプのコンシーラー。薄膜かつ高密着なテクスチャーで塗りやすく、厚塗り感ゼロのカバーを実現。ADDICTION スキンリフレクト フレッシュ コンシーラー 001 Ivory ¥4,950(ADDICTION BEAUTY)

【メークのポイント】

フェイスラインの極薄シェーディングで骨格を浮き立たせ、コンシーラーで細部を調整すれば立体感が出て小顔見え!ファンデは薄づきでツヤ感の出るものを選びます。顔まわりと、眉頭から鼻筋に極薄膜のシェーディングを入れます。さらに顔の中心部を高く見せるように、コンシーラーをハイライト的に使って骨格を際立たせ、キュッと引き締まった小顔印象に。

1:ベースのファンデはツヤと素肌感を生かしてメリハリUP

ファンデは薄づきで透明感の出るタイプを選び、顔の内側から外側に向かって塗り広げます。肌色より明るいと白浮きするので、一段濃いめを選ぶとより引き締まった印象に。化粧下地、フェイスパウダー要らずで、美しいツヤ肌を長時間キープします。カネボウ ライブリースキン ウェア オークルD SPF5/PA+ 30g ¥11,000(カネボウインターナショナルDiv.)

2:フェイスラインのシェーディングで骨格を掘り起こします

ブロンジングクリームを大きめのブラシに取り、一旦手の甲で馴染ませてからフェイスラインにぼかします。境目がクッキリと目立たないように顎のラインから首へ、こめかみや頰からは少し内側へブラシを滑らせ極薄の影を作ります。NARS ラグナ ブロンジングクリーム 02 ¥4,840、スムースなぼかしに最適。NARS ブラッシュブラシ #16 ¥5,830(ともにNARS JAPAN)

3:眉頭の下から鼻筋の延長線へさりげない陰影をつけます

2で使用したブロンジングクリームをブラシに取り、一旦手の甲などで調節してから、眉頭の下から目頭のくぼみにかけて鼻筋をつなげるように薄くぼかします。小鼻のくぼみにピンポイントで入れてぼかすと鼻筋がスッと通って小顔印象に。肌あたりも優しく細かいところにもピタッと決まる。NARS ブレンディングブラシ #22 ¥4,290(NARS JAPAN)

4:コンシーラーの優しい光の効果で強調し、肌のトーンを整えます

コンシーラーAをブラシに取り、Tゾーンから鼻筋、鼻先に入れ指でぼかします。Bを目の下の三角地帯とこめかみ、口角に塗布して馴染ませます。Cを頰の高い位置のツヤ玉の部分にプラスして顔の中心部分を高く立体的に見せます。ADDICTION スキンリフレクト フレッシュ コンシーラー 001 Ivory ¥4,950、ADDICTION アイシャドウブラシ D 02 ¥3,960(ともにADDICTION BEAUTY)

仕上がりはこんな感じ

左:自分メーク 右:岡野メーク

自分でメークをしたときのほうがすっぴんよりも平面的に見えるのは、肌を白くマットな質感で仕上げているから。ツヤを生かした肌作りと、ベースメークの延長でフェイスラインや鼻筋にさりげなく影を入れることで、平面的に見えた顔がキュッと引き締まって立体的になり小顔印象に。

メークのポイントをYouTubeで配信中!こちらもチェック!

岡野さんのブラシ使いや入れかたのポイントが分かる、詳しいメークプロセスをYouTubeにて配信中!ここからぜひチェックして。

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2023年『美ST』1月号掲載
撮影/天日恵美子〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉、相澤琢磨〈プロセス〉 ヘア・メーク/岡野瑞恵(STORM) スタイリスト/平沼洋美 取材/中井川桂子 編集/小澤博子

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【のっぺり顔】にメリハリと小顔効果を与える立体メイクテクニックって?

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