HEALTH

古き良きニッポンの朝ごはんは“食べる抗炎症サプリ”です

抗酸化、抗糖化だけじゃない。最新の美容キーワードは「抗炎症」。きっちりスキンケアしているのにどうも効果が出ない、そんなあなたは「隠れ炎症」かも。そんな「隠れ炎症」に、日本の朝ごはんがイイみたいです。

撮影/小林愛香(人物)、藤井幸子(静物) モデル/小林久美子(TEAM美魔女) ヘア・メーク/Sai 取材/竹下順子、菊池真理子 

 

 

日本食は肌や全身を炎症から守る理想的ごはん

 

 

昔ながらの日本食はポリアミンが豊富な長寿食。豆類、野菜や穀物の胚芽は高ポリアミン食。発酵食品は腸内環境を整えてくれます。肌の炎症や動脈硬化などを防ぐ美肌健康食です。

 

「ポリアミン」って?

抗炎症作用のあるポリアミンは細胞の生まれ変わりにも不可欠な成分。年齢とともに体内での合成機能が低下します。だからポリアミンの濃度が高い食品を積極的に取ることが大切。コラーゲンのように分解されず、腸管から直接吸収され、そのまま体内に取り込まれます。

 

 

 


 

 

小魚

 

 

魚の内臓や皮の部分に多いEPAやDHAも抗炎症作用あり

魚類は肉よりも皮や内臓などに多くポリアミンが含まれています。だから切り身より丸ごと食べられる小魚がおすすめ。また魚油に含まれるEPAやDHAも抗炎症作用あり。

 

 

野菜

 

 

食物繊維が腸内細菌を発酵させポリアミン合成を促進します

野菜は根菜も含め、カロリー当たりのポリアミン量が多い食品。さらに、野菜の食物繊維は腸内の微生物の発酵を促してポリアミン合成をサポートしてくれます。

 

 

納豆

 

 

納豆は高ポリアミン食の代表格。さらに納豆菌が腸内で活躍

納豆は高ポリアミン食の要素をすべて持った食品。豆類にはポリアミンが豊富なうえ、発酵食品は発酵菌が腸内細菌のバランスを整えて、ポリアミンが増えるようにします。

 

 

キノコ

 

 

シイタケ、マイタケ、シメジは大豆に次いで高ポリアミン食

大豆に次いでポリアミンが多いのがキノコ類。マイタケやシメジ、エリンギなどさまざまな種類のキノコにポリアミン含有が確認されていますが、特に多いのがシイタケ。

 

 

貝類

 

 

まるごと食べられる貝がおすすめ。イクラやたらこなど魚卵にも

魚類と同じように貝類も内臓部分に多くのポリアミンが含まれているので、カキやアサリなど身を丸ごと食べられるものがおすすめ。イクラやたらこなど魚卵も高ポリアミン食。

 

 

玄米

 

 

穀物は外皮や胚芽に多いので、白米よりも玄米に抗炎症作用あり

米や小麦などの穀類では全粒粉、胚芽、ふすまがおすすめ。穀物の外皮や胚芽に多くのポリアミンが含まれています。お米なら白米よりも玄米。パンならふすまパンを。

 

 

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古き良きニッポンの朝ごはんは“食べる抗炎症サプリ”です

2024年6月号

2024年4月17日発売

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