PEOPLE

和の魅力

諦めないで楽しむ

肌寒くなるとニットや着物が恋しくなる、「バレエ愛美魔女」の中川絵里菜です。家の箪笥も夏の浴衣からお着物に衣替え。みなさん、今年の夏は浴衣に袖を通しましたか? 夏祭りや花火大会の開催も我慢の時で、イベントはありませんでしたが、私は機会を作って浴衣を着るようにしていました。以前から京都が大好きで、ふと訪れてはお気に入りの浴衣で鴨川沿いを歩くだけで心がほんわかします。

癒されるひととき

私は仕事で西洋文化である「クラシックバレエ」のお教室を主宰しています。普段はどっぷりバレエですが、休日は日本のものに触れたくなります。和食・和装・雅楽・お能・狂言も好きです(ちょっとお能を習っていたり)。西洋文化を仕事にしているからこそ感じる日本文化の趣や魅力がたくさんあります。一言では表現できませんが、日本で幸せに暮らしている毎日に「誇り」を感じているというのに近い気がします。

格式が高いと遠慮されがちなお能の世界も、随分と日常に触れることができるようになりましたね。銀座SIXや渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにも能楽堂が設けられています。渋谷や銀座にお立ちよりの際はぜひ覗いてみてください。新しい世界に自分の引き出しが増えること、間違いなしですよ!

美しい空間

銀座six 恩師の舞台へ

「諦めないで楽しむ」SHOWROOM前半戦の最終日に私がテロップに掲げたスローガン。

格式が高いから、きっかけがなくて、特に知識がないから……いろいろな事を諦めていませんか? コロナで海外旅行こそ行けませんが、私たちの身近にはこんなに素敵な世界が広がっています。しかも電車で行ける距離。なんてラッキー! 諦める理由を探す前に、新しい世界を楽しんでみると40代・50代の人生も楽しみがたくさん待っているような気がしますね。

先ずは今年の秋冬お気に入りの着物を見つけて羽織る、なんていかがでしょうか。
我が家は節目に家族で正装し、写真館で記念撮影をします。人生は節目の積み重ね。和の魅力を纏った大切な家族に新たな魅力を感じるかもしれませんね。

ご一読ありがとうございました。

中川絵里菜

鴨川の床で

中川絵里菜

クラシックバレエ教師/教室経営 中川絵里菜

バレエ教室を経営しながら講師としても教えています。教室の可愛い生徒、ステップファミリーの思春期を迎えた息子と娘、朗らかな夫に幸せをもらう毎日に「ありがとう」を伝える気持ちを大切にしています。美ST誌面で自由に輝く40、50代の女性たちに心を奪われ、私も人の笑顔を引き出す存在になりたくて応募しました。

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一生元気に!自愛ビューティ

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2024年6月号

2024年4月17日発売

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